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2011年11月15日

独学院 弁論準備手続から

こんばんは、参りましょう。

<弁論準備手続>    弁論準備手続き 音声.wma

 弁論準備手続とは、口頭弁論期日外の期日において、争点及び証拠の整理を目的として行われる手続をいう。

 弁論準備手続は、法廷ではなく、裁判所の裁判官室や和解室等で、当事者が机を囲んで率直に意見を述べ合うことによって、争点や証拠の整理をするのが適当と判断される事件の場合に有効な手続といえる。

<弁論準備手続の開始>

 裁判所は、争点及び証拠の整理を行うため必要があると認めるときは、当事者の意見を聞いたうえで、弁論準備手続を開始することができる。すなわち、準備的口頭弁論と異なり、当事者の意見を聴くことが弁論準備手続開始の要件となっている。
 この場合において、通常は、裁判所が第1回口頭弁論期日を開いて審理の進行方針を決めてから、事件を弁論準備手続に付することになるが、当事者に意義がない場合には、裁判所は口頭弁論を開くことなく、直ちに弁論準備手続きに付することができる。
 弁論準備手続きは、原則として受訴裁判所が行うが、例外的にその構成員である受命裁判官に行わせることができる。

●裁判所は口頭弁論を開くことなく、直ちに弁論準備手続をすることができる。

<解説>

 裁判所は、争点及び証拠の整理を行うため必要があると認めるときは、当事者の意見を聴いて、事件を弁論準備手続に付することができる。
 通常は、裁判所が第1回口頭弁論期日を開いて審理の進行方針を決めてから、事件を弁論準備手続に付することになるが、当事者に意義がない場合には、裁判所は口頭弁論を開くことなく、直ちに弁論準備手続きに付することができる。

●当事者の双方からの申立てがある場合は、裁判所は、弁論準備手続に付する裁判を取り消さなければならない。

<解説>

 裁判所は、当事者の双方から弁論準備手続に付する裁判の取消しの申立てがあった場合には、当該裁判を取り消さなければならない。

<弁論準備手続―原則非公開>

 弁論準備手続は、当事者双方が立ち会うことができる期日において行うが、準備的口頭弁論とは異なり、原則として非公開である。打ち解けた雰囲気の中で当事者の自由な発言を促すことを目的とする。

 ただし、裁判所は、相当と認める者の傍聴を許すことができる。また、当事者が申し出た者については、手続を行うのに支障を生ずるおそれがあると認める場合を除き、その傍聴を許さなければならない。

●弁論準備手続は、公開しなくてもよい。

<解説>

 準備的口頭弁論は、あくまでも口頭弁論であるから、公開で行わなければならない(口頭弁論の公開主義>
 これに対して、弁論準備手続は、原則として非公開である。もっとも例外として、裁判所は、相当と認める者の傍聴を許すことができ、また、当事者が申し出た者に対しては、手続に支障を生じる恐れがない限り、傍聴を認めなければならない。

<電話会議方式>

 裁判所は、当事者が遠隔の地に居住しているときその他相当と認めるときは、当事者の意見を聴いて、電話会議方式によって、弁論準備手続の期日における手続を行うことができる。ただし、書面による準備手続の場合と異なり、弁論準備手続の期日に当事者の一方が出頭した場合に限られる。当事者の一方の出頭を要求するのは、双方とも欠席の場合には、書面による準備手続という手続が準備されているからである。

●弁論準備手続の期日に当事者双方が欠席した場合には、その期日における手続を裁判所及び当事者双方が音声の送受信により同時に通話することができる方法によって行うことができない。

<解説>

 裁判所は、当事者が遠隔の地に居住しているときその他相当と認めるときは、当事者の意見を聴いて、裁判所及び当事者双方が音声の送受信により同時に通話をすることができる方法によって、弁論準備手続きにおける手続を行うことができる。ただし、この音声の送受信による同時通話の方法により弁論準備手続の期日における手段を行うには、当事者の一方が期日に出頭していなければならず、当事者双方が欠席したときは、この方法によることはできない。

●訴訟代理人がいる場合でも、弁論準備手続をする裁判所は訴訟関係を明確にするために必要があると認める場合には、当事者本人の出頭を命じることができる。

<解説>

 裁判所は、訴訟関係を明瞭にするため、口頭弁論の期日に、当事者本人の出頭を命じることができる。これは、訴訟代理人を通じて弁論を行うよりも、当事者本人に事情を聞いた方が、事実関係と争点が明確になる可能性が高いという趣旨に基づく規定である。
 そして同条は、弁論準備手続きにも準用されている。したがって、訴訟代理人がいる場合でも、弁論準備手続きをする裁判所は訴訟関係を明確にするために必要があると認める場合には、当事者本人の出頭を命じることができる。

つづく・・・
ラベル:民事訴訟法
posted by 94条2項の類推適用されずじまい at 21:59| Comment(0) | 民事執行法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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